経口補水液というものが、脱水症状の時の水分補給には使われるけれど、「熱中症」予防にはどうなんだろう?
スポーツドリンクは?
「熱中症」は、幾つかの症状が重なり合い、互いに関連しあって起こっている。
最悪の場合、全身の臓器の機能不全を起こす。
そして、そこに至るまで、病態は連続しているんだよね。
軽い症状から重い症状へと進行することもあるけれど、そんなことばかりではなくて、きわめて短時間で急速に重症となることもある。
「熱中症」だと気付いた時には、手遅れになっているかも知れない。
だから、「熱中症」の対策には、予防がとても大切。
そして、その予防には、水分と塩分の補給が重要。
ところで、下痢などの脱水症状に対しては、経口補水療法が行われたりする。
経口補水塩(Oral Rehydration Salt:ORS)を溶かした経口補水液を飲ませる治療法。
脱水の予防・治療のために、Naなどの電解質を含む液を補給する訳。
この療法の研究で分かっていることがある。
脱水の治療や予防として水分補給するには、飲ませる液にNa(ナトリウム)とブドウ糖(グルコース)が入っていた方が、効率良く、水分を腸から吸収させることが出来るらしい。
また、飲料の浸透圧は、等張液(体液と同じ)よりも低張液の方が、小腸からの吸収が良いのだとか。
もちろん、こうしたことを良く考えられた経口補水液を「熱中症」予防に飲んだり、「熱中症」の症状が現れた時に飲んでもいい。
では、スポーツドリンクはどうだろうか?
これは、経口補水液に比べてNa濃度が低い。
その為、「熱中症」等の病的な脱水症状の時に飲むと、低ナトリウム血症になる可能性がある。(特に、乳幼児は注意。)
また、スポーツドリンクは糖質が高めで、浸透圧も高め。
こうしたことを考えると、「熱中症」の症状が出ている時には避けた方が良いかも知れない。
但し、予防の為なら、それ程神経質にならずとも、スポーツドリンクだって良いだろう。
しかし、ジュース程ではないとはいえ、かなりの糖質を含んでいるので、普段から水代わりに飲むのはどうかな?(糖尿病や虫歯の危険も有る。)
別に、予防の為ならわざわざスポーツドリンクを買って来て飲む必要もないんだよね。
麦茶に梅干しで十分。
あくまでも、スポーツドリンクは、激しい運動や長時間の運動をする人の為のものだと考えたほうが良いだろう。
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2007年09月20日
「熱中症」予防にスポーツドリンクは?
posted by ATSUO at 14:40| 熱中症の予防
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